2021.02.26
2021年はじめの2か月は・・・
こんにちは。
如月2月も晦日が近うございます。
朝いちばんで会社の周りの掃除をしておりましたら、白い花を素敵に咲かせてくれていたサザンカたちが、ある花は咲いていたみぎりの玉のように美しい姿のままで舗道に落ち、ある花は茶色い卓に置かれたコーヒーカップのように足もとのサツキの植栽に浮かび、ある花は往来に襲われて踏まれたセミのような無残な姿で舗道にこびりついておりました。ありていに言えば花がおしまいになってきたのですが、そんな時季になったにもかかわらず新着情報の更新が今年になって初めてであるのは、まさに怠慢というほかにないでしょう。
実にいけませんね。
ちなみに上の写真はカンザキアヤメ(カンアヤメ、winteriris)です。アヤメさんたちは春から初夏にかけて咲きますが、このお方は名まえのとおり寒い時季に咲くのです。
写真でもうかがえますが、他のアヤメの仲間たちがてっぺん近くで花を咲かせるのとは異なり地面に近いところで咲きます。
そして、座るように咲く花が冬の冷たい風に吹きさらされないように葉が包み込むように守っているのです。
イチハツやアヤメ、カキツバタやノハナショウブに比べると小ぶりで可憐な花ですが、弱そうで儚げな花をかき抱くように葉が守る風情が大好きで毎年会いに行きます。今年もその時季が来たにもかかわらず新着情報の更新がなされていなかったのは、まさに怠慢というにしくはないでしょう。
重ね重ね実にいけませんね。
開店休業状態のホームページになっている現状を謹んで社長に謝罪するよりほかないですね。なぜこうなったのかと訊かれれば、二度申し上げているように怠慢でございます。懈怠でございます。言い訳はいたしますまい。今から頑張りますのでお許しを。
今さら格好つけても仕様がないので、2019年以来2年ぶりに、年明けからのトピックスをまとめてご紹介する趣向で参りましょう。
2年にいちどはこんなことやっているなんてホントどうしようもないわ。
1月4日(月)
★安全祈願
新型コロナウイルス感染症のため人数をしぼって西新井大師に工事安全を祈願してまいりました。
元日も個人で詣でたのですが、いままでで最も人出の少ない正月のお大師様でした。ソーシャルディスタンスは困難です、とホームページにあり、お参りも自己責任の様相を呈しておりましたので当然でしょうね。
お護摩のあとでご本尊様の前で手を合わせましたが人が少なくて近づくのも楽でした。
本社事務所の神棚にあげる護摩札と谷塚労務管理室事務所の神棚にあげる護摩札をいただいてまいりました。
★仕事始め
新年の顔合わせでございます。
今年は3ヶ日明けの4日が月曜日ということで、早くも現場が稼働しており管理者だけで神棚を祈願しました。
昨年に社長が亡くなる不幸があったためお屠蘇は控えました。
法人ですから、そもそも「喪中」の概念がないのは承知の上ですが、職人さんの会社は、例えば世話役を「オヤジ」と呼ぶように大きな家族の趣なので、一般家庭と同じように今回の年末年始はもろもろ控えることとし、門松も鏡餅も設えず喪に服しました。
さて、一年間お世話になる福達磨さんへの眼入れです。
昨年の達磨さんの眼入れはお正月は前社長が行ない、暮れは新社長が行なうという非常に特別なものでした。
今年は新社長が年始に初めて眼入れする、これもまた特別な達磨さんとなります。良い年になりますように。
1月8日(金)
★新型コロナウイルス感染症対策委員会の設置
1月7日に新型コロナウイルス感染症対策で2回目となる「緊急事態宣言」が1都3県に対して出されました。
手前どもは宿舎を構えて営業している職人さんの会社です。
新型コロナウイルスに感染した職人さんが出てしまえば、事業場に就労して役務の提供を行なうことができなくなります。
また他の会社の職人さんへうつしてしまう恐れもありますから感染防止のため最大限の努力をせねばなりません。
感染症対策委員会を改めて設置し、1月8日には会議体を開催して役割分担や初動時の指示事項を管理者に周知いたしました。
そして、関連施設に必要な器具や備品を設置し、使用者への注意喚起、マスク完全着用を促す掲示物を整備しました。
さらに、本社事務所事務担当者を含めて緊急事態宣言中の出勤調整、始業終業時刻の変更を取り決め、直ちに実施しております。
感染症対策委員会のもようです。事務所にもアクリル板が設置されました。
足踏み式消毒液スタンドが納品となり本社ビルエントランスホールのオートロック脇に設えました。
宿舎にももろもろ手をかけました。団体生活ですから、なお気遣いを要します。
1月15日(金)
★安全衛生管理重点実施計画
昨年中に2021年の安全衛生管理重点実施計画を策定いたしました。
幸いにして、そして嬉しいことに昨年はかすり傷ひとつありませんでした。
ひきつづき無事故無災害の日常が続くように、敢えて新しいことを盛り込んだり計画にはしませんでした。
新型コロナウイルスを意識して、感染症対策を自発的に、積極的に行なってくださるようお願いしたくらいですね。
せっかく成績が良かったのですから踏襲することにしたわけです。
1月30日開催の安全衛管理徹底大会で説明する予定でしたが、緊急事態宣言により大会は延期を余儀なくされ、集合での周知が叶わなくなってしまいました。
ただし、ラミネート加工したものを現場の詰所等に掲示して日々の安全作業に役立てるよう配布するのは例年どおり行なうこととし、本日各現場の職長さんに手渡しました。
きちんと掲示されているか番頭さんが作業所巡視の際に確認して、声掛けをするときにあわせて現場での周知を行なうことといたします。
全従業員集合して周知・教育をするのが本来でしょうが、密を避けるためには仕様がないですね。
毎月15日に行なっている不織布マスクの支給、クオカードの配布など福利厚生も継続しております。
ラミネート加工した計画を各職長さんに配布しました。
2月15日(月)
★表彰されました
このたび本間実さんが大成建設株式会社東京支店安全衛生環境協力会より「安全優良賞」をいただきました。
おめでとうございます。
東京支店の安全徹底大会において賞状を受け取るはずでしたが、緊急事態宣言発令のため大会が開催されなくなったのは残念でした。
表彰状は 後日に送付いただいたので記念品と会社からの金一封ともにお渡ししました。
本間さんが3年ほど就労していた大手町1-4-2計画が無事竣工を迎えます。
そのタイミングでの受賞ですから喜びもひとしおでしょう。 思い出に残る現場になったことでしょうね。
ちなみに、本間さんが次に手掛ける現場はもう決まっており、2月22日には1回目のコンクリート打設を行なっております。
これからも身体に気をつけて頑張ってください。新しい現場も安全作業で大いに腕を振るってくださいね。
また、冨永猛さんが常駐している作業所より表彰状をいただきました。
おめでとうございます。
冨永さんにも社長より金一封が授与されました。
大きな身体の、気は優しくて力持ちを地でいく冨永さんです。
これからもよろしくお願いします。
さらに、高田康志さんが全国が対象の大成建設株式会社安全衛生環境協力会連合会会長表彰受賞が決定しております。
しかし、やはり新型コロナウイルス禍で全国安全徹底大会が延期になり賞状をまだ受け取っておりません。
めでたく授与のはこびとなりましたら改めてお知らせします。
新年そうそうおめでたいことが続いております。現在仕事が少なく職人のみなさんには非常な我慢を強いておりますが、腕のいい職人さんたちに本領を発揮していただけるよう会社は頑張りますのでよろしくお願いいたします。
2月26日(金)
★大手町1-4-2計画作業所竣工
2017年6月に着工した(仮称)大手町1-4-2計画がこのたび竣工いたしました。
日刊建設工業新聞と日刊建設通信新聞で、「丸紅新本社ビル竣工」としてそれぞれ一面を割いて記事が組まれており、下部の施工会社には当社のなまえもシッカリと、そして鮮やかに載っております。
この新着情報で2018年9月15日に、前身である旧丸紅本社ビル新築工事-プロジェクト名は竹平町ビルヂング新築工事―の竣工時に安全協力賞をいただいたことを「歴史に触れる」との記事で紹介しました。
そのとき建替えとなるプロジェクト大手町1-4-2計画にも参画する機会を得ていることを申し上げ、竣工時に表彰いただけるような仕事をしたいものです、と抱負を述べました。
着工後は、2018年10月に栗原智樹さんが職長会会長に就任したこと、2019年6月には皇居東御苑よりの建築中の眺め、2019年10月には上棟式のようすをお伝えするなど、折に触れて紹介しており、妙に思い入れのある現場になりました。
また、50年前の竹平町ビルヂング新築工事では、昨年亡くなった前社長が高校生のみぎりにアルバイトで就労したと生前よく話しておりました。 皇居のお堀端から美しく望める堂々とした建物が完成したことをきっと天国で喜んでいることでしょう。
本間実さん(土工事)、栗原智樹さん(鳶工事)の両職長には、おつかれさまでした、と心よりねぎらいの言葉をお送り申し上げます。 表彰いただける仕事をしたい、その目標も本間さんが支店から安全優良賞をいただいたことで達成できたと存じます。
工事の途中で、ゆくりなく会社が代替わりとなったこともあり、長く印象に残る現場になりそうです。
見学に行ってこよう。
青空のもと大手町の街にそびえる22階建てを見上げながら、社長できあがりましたよ、とつぶやいてまいります。