2019.08.27
勉強会
暑い日が続いていますね。
金子建設工業の職人さんたちはこの暑さにも負けず日々頑張っております。
こまめな休憩、こまめな水分補給で熱中症ゼロで乗り切りたいものですね。
さて、7月の下旬に不幸なことにお世話になっている元方事業者の作業所で鳶工さんの墜落災害が起こってしまいました。
足場を盛替える仕事で水平ネットを設置しておらず、また安全帯を使用していなかったとのことです。
5.1mの高さから落ちてしまったとのことですが怖いですね。
朝元気に家を出るときには、その日に職場で被災し、大けがを負うなどとは考えてもみなかったでしょうに。
ほんとうに気の毒です。
8月夏季休暇前には、安全衛生協力会による事故の反省会が行われました。
金子建設工業からは星副社長と原田部長が出席し、現地での事故の検証や類似災害防止の意見交換などに参加しました。
そして、8月24日に反省会の内容を当社の鳶工さんに伝える目的で勉強会を行ないました。
副社長が事故の概要を説明し、最終的に労働災害に至ってしまうその作業の進捗の節目節目で、「このときにこのシチュエーションだったら、みんなだったらどうする?」と問いかけ、職人さんたちによるカンカンガクガクな議論が展開されました。
この新着情報を書いている事務屋さんは現場の技術的なことはちっともわからないので、盛んにお話ししている職人さんのことばの具体的なことはイメージすら沸きません。
それでも、みなさんが豊富な経験に裏付けられた知識と技術を有するプロの職人さんなのだなと感じました。
当たりまえですが、お酒の席のときの顔つきとは全然違います。仕事を愛する男の顔でしたね。
大きな災害は、やっちゃいけないことを全部やっている場合がほとんどで、後々の検証ではそのヒューマンエラーについて呆れられることすら多々あります。
きっと、被災した他社の職人さんも経験や知識を持っている職人さんだったはずです。
そのような職人さんでも、なにか魔物に憑りつかれたように考えられない行動をしてしまうことがあるのでしょう。
人間なのだから仕様がないと言ってしまえばそれまでなのですが、とにかく恐ろしいことです。
ですから、優秀な職人さんたちにも月に一度は必ず安全教育を行ない、気を引き締めて作業を行なってくださるよう呼び掛けているわけです。
今月も有意義な時間となりましたね。
みなさん、ご安全に!
まず酒井部長より安全指示事項の周知です。
つづいて副社長が先生となっての墜落災害から学ぶ勉強会です。
素足でサンダル履きの職人さんも真面目な顔で参画しておりました。
この日のお弁当です。おいしいよ。