2019.06.28
令和元年6月安全推進大会
元号が改まって初めての新着情報です。
前回の記述が3月ですから3ヶ月ぶりとなりますね。本当はもっとこまめに更新すべきでしたが何故かこうなってしまいました。
向かい風が強かったり台風が来たり・・・前に進むのが困難なシチュエーションはありましたが、まあ怠け者が横着しただけです。
3ヶ月なんてあっという間ですね。時の流れは早いものですが、特にこの3ヶ月は時代を貫いた光陰でありまして、早いながらも長く記憶に残りそうです。
せっかく新しい令和の時代となったことですし、気持ちを切り替えて横着を減らし(いきなりゼロにするのは無理なので)、怠け者返上できるよう(いきなり働き者と評されるのは無理なので)、地道に努めていきましょう。
さて、途中で元号が変わるという記念すべき本年ももうすぐ半分を終えようとしております。
我が金子建設工業の職人さんたちもみんな元気に半年を乗り切ろうとしているわけです。
上期をふりかえり、また下期の無事故無災害に向けて決意を新たにする意で6月5日に元方事業者の大成建設さんの安全推進大会が行なわれました。
この新着情報を書いている事務屋さんは大会への出席がかないませんので、終了後に、東京支店長や建築部長のお話しの内容をうかがいました。これまでに幾度か聞かされていることですが、職人のみなさんの安全と健康を確保するためには、繰り返し繰り返しお話ししていくことがとても大切なのですね。
大成建設東京支店安全推進大会での支店長と建築部長の方針を書き留めておきましょう。
支店長の方針です
① 継続は力なり
② 努力なくして成果なし
③ 率先垂範なる実行
建築部長安全方針です
① 地面から足が離れたら必ず「安全帯」を使用する
② 汚い現場は大嫌い
③ 明るい現場
建築部長の②と③が特によいですね。
整理整頓ができていて綺麗な、そして大きな声での挨拶が聞こえてくる職場。
建築現場でなくても理想的です。
わたくしは机まわりが常識では考えられないほど汚く、またとても性格が陰湿なので非常に心に沁みました。
しかし、我が金子建設工業の職人さんたちは大丈夫です。元気で喜怒哀楽が激しいのですが、それはとても情に厚いということです。危険を感じたら誰ともなく声を掛けてくれているはずです。
そして、元方事業者の安全推進大会の趣旨を受けて、手前どもも6月22日に安全推進大会を行ないました。
大成建設株式会社建築本部の江越安全・環境推進室長より安全講話をいただき、年に2回の送り出し教育を行ないました。
江越室長の講話は
1.高所作業車の災害
2.熱中症と私病(成人病)
3.ハーネス型安全帯
の3つのテーマでした。
高所作業車転倒の動画を見せてくださったのですが怖かったですね。すごい音がしていました。
うちの職人さんがあんなことになったらどうしようと本気で息をひそめましたわ。
また、熱中症は体内の水分が5%失われただけで症状が出るとのこと。20%失われると死んでしまうそうです。
炎天下で仕事しているだけで危険なわけですからこちらも怖いですね。
本当に建設業の仕事は怖いことだらけです。
さきほど申し上げたように金子建設工業の職人さんたちは元気にこの日にたどり着いたのですが、細かいヒヤリハットはいくつかございました。
社用車がもらっちゃった事故(完全に10対ゼロ)2件まで含めると記録に残しておくべき事象は7件ございました。
そのうち人的負傷のあった労働災害として、職人さんが手指を挫創する不休災害が1件あり、資機材の落下などによる物損事故が4件です。
これは例年よりとても多いもので、毎月の安全教育で改めてハインリッヒの法則を紹介しながら職人さんたちに事故の恐ろしさを伝え注意喚起をうながしております。
下半期は是非、事故なく怪我なく人様に迷惑かけることもなく乗り切っていきたいです。
都合の良い解釈ですが、7件はすべて4月までのもので平成時代のことであります。
新しい時代は良い滑り出しになっておりますし、ずっと安全に過ごしていきたいものですね。
社長のことばです。
江越室長の安全講話です。
表彰を受けた職人さんをご紹介。こっち向いてくださいな。
送り出し教育の実施風景です。
土工職人さんは酒井部長より。鳶工職人さんは労働安全コンサルタントの武居先生より。
武居先生、今回もありがとうございます。
終了後に作業用シャツ(3着ずつ)と豪華晩御飯(おすし)が配られました。
みなさんお疲れさまでした。
改めまして無事故無災害でがんばりましょう!
(おまけ)
ちょっと前ですが(5月12日です)大手町1-4-2計画に寄ってみました。
この日は母の日。皇居東御苑に出かけたので大手町1-4-2計画の現況見学です。
だいぶ上がりましたね。上棟は夏です。
東御苑の至るところでタワークレーンが望めます。
できあがった建物はどのようにこの風景に溶け込んでいくのでしょうか。楽しみですね。